眉間の神経中枢2【瞑想/健康】
 
 
 
 
 
 日常生活は、
 目、耳、鼻、舌、触覚から受ける五感作用と、
 理性、感情の精神作用とから成り立っています。
 
 
 瞑想は、
 その両方を断ち切って、
 純粋な自分自身の意識を獲得する訓練です。
 
 
 おれはおれだ、
 わたしはわたしだ、
 
 そういう「俺」「私」って何だろう・・・
 
 それがエネルギーレベルで最終的に判ったとき、
 瞑想の訓練は終了します。
 知的な理解ではなく、圧倒的なエネルギーを獲得したとき・・です。
 
 
 さて、眉間の中枢(アジナ・チャクラ)ですが、
 こいつは、本当にしぶとい。
 
 眉間の中枢が沈静化してくれれば、
 五感作用(目、耳、鼻、舌、触感)と
 理性(雑念製造)も沈静化してくれて、
 
 その状態を継続すると、
 般若心経が教える、
 
 「無受想行識 無眼耳鼻舌身意」
 
 
 の状態になるのですが、
 
 
 この状態に至るのは本当に難しいので、
 ある者は、滝行をやり
 ある者は、念仏行をやり
 ある者は、回峰行をやり・・
 いろいろな工夫をして、修行は、どんどん複雑になります。
 
 
 眉間の中枢を沈静化させるとき、
 ときどき、
 集中するポイントを、
 眉間の中枢からハートの中枢に戻して、
 眉間とハートを50%/50%の割合で均衡させると効果的です。
 
 
 あくまで、ときどき、ですよ。
 一週間に一回とか二回とか・・
 
 
 眉間の中枢を沈静化させたとき、
 下方から上に向かう体内エネルギー(プラーナ)は、
 大量に、脳に流入してくるようになります。
 
 
 脊柱(シュスムナ)というエネルギーの流路が、
 いわば堤防決壊して、
 プラーナが一気にドバッと脳に入り込んできます。
 
 その状態になれば、
 あとは本当にラクです。
 
 でも、
 そういう状態になるためには、
 地道に眉間の中枢に意識を集めて、
 体内エネルギーを、少しずつ脳に蓄えるしかありません。
 
 
 眉間の中枢と健康の関係をいいますと、
 普通の人(瞑想しない人)でも眉間に意識を集めると、
 
 目、耳、鼻、舌、触感の五感が一点に集まるので、
 とっ散らかった想念がまとまり、
 理由のない不安や焦りの気持ちが軽くなります。
 試してみてください。
 
 
 理由のない不安や焦りは、
 身体に好ましくない影響を与えます(内臓疾患等)。
 頭髪にも影響します。
 
 常に、理由のない不安や焦りを感じている人は
 とりあえず、
 目を閉じて、眉間に意識を集めてみましょう。
 3分くらいでいいです。
 普通に呼吸して構いません。
 
 
 気持ちが、落ち着きますよ。
 
               −−2018年1月2日−−
 
 
 
 
 
 
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