うらめしあ・・?
 
 
 
 世界遺産も増えてきて、
 
 なんで・・・? ちゅうのもいっぱいあるけど、
 
 ま、文句なしの世界遺産・・・
 と思うのが、ココ(写真1)
 
 
 これは、エルサレムの旧市街を囲う城壁デス。
 東側からみたところ。
 感覚的には、正面玄関じゃなくって裏側みたいな感じ。
 
 
 真ん中に、ちょびっと高くなってるトコがあって、
 そこの二つの入り口が、
 なんか、工事現場のように塞がれてる・・・・
 みなさん、これに、ご注目してください。
 
 
 この、塞がれた入り口はダ・・・・
 黄金門と呼ばれている。
 世界的に有名だヨ。
 
 旧約聖書に、
 メシア(救世主)が、
 黄金門を通って、
 イスラエルを再建してダビデの王国を回復し、世界に平和をもたらす・・・と書かれている・・(らしい)
 
 
 城壁の中は、
 
 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、
 つまり、世界の主要宗教の聖地で、
 
 しかも、
 どの宗教にとっても、最高ランクであるという・・・
 
 
 まことにもって、面倒な・・・
 
 
 なんでこんなんなっちゃったんだろ・・・と思う。
 
 
 でも、それが現実で、
 
 
 だから、
 国際政治的にめちゃくちゃに繊細で、とっても難しい場所なので、
 
 アメリカが、がっつり、守ってます。
 イスラエルの空港(ベングリオン空港)には、
 しょっちゅう、アメリカの政府専用機がオルよ。
 近所には、米軍の駐屯地があるし・・・
 
 
 
 だれだって知ってるべ?
 ・・・十字軍。
 ま、世界史の中の言葉だけでもさ・・・
 
 
 あのひとたち、
 この城壁のなかにあるキリストの墓の教会を、
 イスラム教徒から奪回するために、命がけで遠征してきた。
 
 
 むかしから、ここは、
 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が、
 がっぷりの大相撲のように、
 
 引いたり、押したり、
 小競り合いを繰り返して、
 ときには大砲をぶっぱなしたり、
 銃撃戦をやったり、
 
 
 
 でも、城壁のなかに住んでいる住民は、
 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、みんな平和で、
 紀元前後から、
 なんとなく仲良く暮らしてきた・・・・
 
 
 こんな不思議な場所はない。
 
 日本人が城壁のなかに入って行けば、
 ユダヤ人もイスラム信徒も、日本人に親切だし、
 キリスト教のひとは、もちろん親切にしてくれるし、
 
 親切にしてくれる理由・・・
 その理由を語れば、三日ぐらいかかるので、やめるけど、
 それに、難しいことは苦手だからね・・・
 
 
 その・・
 なんで、黄金門が塞がれてるかだけ述べると・・・
 
 メシア(救世主;キリスト)が、
 黄金門を通って入って来ると、困る・・・・
 そう思った人々が、
 せっせと、塞いだのね。
 
 そんで、
 メシア(救世主;キリスト)は、死者を嫌うはずだから・・・
 ってんで、
 黄金門のまわりは、お墓がいっぱいあります。
 写真もあるけど、掲載するのは、やめとく。
 
 
 こういう。
 2000年以上にわたってコジれてきた場所は、
 すぐには理解できないし、
 
 理性的な判断(政治とか)で、
 ネジれた糸のカラミをスッキリさせることもできないから、
 たぶん、今後も、モメていくんだろうな・・・
 
 
 
 でさ、
 そもそも、
 なんで、ココが、
 三つの宗教の聖地になったのか・・・
 それを説明するだけで、
 む〜ん・・・数日かかる。
 
 でも、はしょれば、10分・・・
 テレビ的な尺だと、そんな感じなんだろうけど、
 面倒なはなしって、
 じつは、めちゃくちゃオモロイのヨ。
 
 
 少しずつ(書く気がおきたら・・)書いていきます。
 
 
 
すわみ亭の目次へ戻る
フロントページへ戻る