アルプスとヒマラヤ3
 
 
 
 瞑想をしてるひとにとっては、世界的にとっても有名な、
 ヨガナンダ先生も、ヴィヴェーカナンダ先生も、
 どちらも100年くらい前のインド人だけど、
 でも、
 ヨーロッパのアルプスには、観光的な感じで訪問なさってるん。
 
 
 ヨガナンダ先生の場合は、
 アメリカのロサンゼルスからインドに一時帰国するときに、
 東海岸のLA→西海岸のNY→ロンドン→スイス/イタリアと、
 自動車(T型フォード)で移動された。
 イギリスでは有名なストーンサークルをみたり、
 エジプトに立ち寄ってピラミッドを見学したり、
 イスラエルに渡って、キリスト先生の足跡を見学なさったり・・
 
 で、スイスに立ち寄ったときに、
 あっちこっち、アルプスの見学もなさった。
 スイスの鉄道の歴史はとっても古いので、
 当時から、山岳地域も一般人が自由に観光できたらしいデス。
 おらも、まねして、足跡をたどってみた、
 古い鉄道の歴史に、ヨーロッパの凄みを感じました。
 
 ヴィヴェーカナンダ先生は、
 アメリカのボストン(東海岸)で開催された世界宗教会議の、
 欧米の思想家を驚愕させた、驚異的な知性あふれる講演で、
 一夜にして世界的なヒーローになったのですが、
 その後、ヨーロッパのあちこちから招待を受け、
 インドを独立に導く活動をなさった。
 
 そのとき、モンブランをはじめとするアルプスの観光もなさっています。
 記録では、モンブラン周辺を巡ったことしか書かれていませんが、
 すでに、あちこちに登山鉄道があったので、
 鉄道好きなヴィヴェーカナンダ先生は、
 鉄道ヲタ的な行動もしたんだろう・・・と妄想してます。
 
 なんせ、鉄道開業まもなくの日本に来て、
 長崎から、途中下車しながら横浜まで鉄道に乗った、
 ま、ある意味、豪の者ですからね。
 鉄道ファンとしても、尊敬しております。
 
 
 一方の、ヒマラヤは、
 あまりにも標高が高いし、
 近づくことも困難な場所ですけど、
 ヨガナンダ先生は、
 最もヒマラヤが美しく見えるグルマルクに旅行なさっておられます(西側)。
 ヴィベーカナンダ先生は、
 高名な聖者が住む有名なバドリナートに近い地点に(東側)、
 ヒマラヤの瞑想拠点を作りました。
 
 ヒマラヤは、遠くから眺めるぶんには、
 アルプスと同じようなフィーリングで、
 過酷さは微塵も感じない美しさだけが印象に残ります。
 でも、アプローチが長いし、
 どの場所も、近づくのもしんどい場所です。
 
 
 なんで、こういう場所で瞑想するのでしょう?
 
 
 カッコつけるわけでもないし、
 気取るわけでもなく、
 ちゃんとした理由があります。
 
 
 簡単なことなんだけどね。   さようなら。
 
 
 
 
 
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