無理しない
小学校、中学校、高校・・・・
だれだって、いろんな友人や知り合いができるけど、
みんな、なにかしらの個性をもってた。
顔や表情や声に特徴があるとか、
スポーツが出来るとか、目立つとか、そういうことじゃなくって、
地味な子でも、おとなしい子でも、泣き虫も、みんな個性的だった。
あとになって気づいたんだけど、
いじめられやすい子は、性格が地味でした。
いじめる子も、なんか、性格が地味でした。
これはです、性格が地味なのが悪いんじゃなくって、
いじめる子が悪い。
だって、地味な性格だってしかたないわけで・・・・
それからン十年たって思うのは、
地味でいじめられてた子が、
ものすごく社会的に活躍して、
いじめてた子は、
深く反省して、みんなに謝って許してもらうか、
あるいは、みんなに嫌われて、同窓会にも来れない・・・。
同窓会で、過去の自分を反省して謝るシーンって、けっこうある。
それで、いいと思う。
ばーたれ、ふざけんじゃねーぞ・・・・
な〜んて、お上品な言葉が飛び交った教室でも、
暴力さえなければ、
いじめられた子が、奮起して社会的に成功者になることがいっぱいあるし、それが人生だなあ〜とも思う。
よく、らく〜んさんともしゃべるけど、
仲間をいじめる子って、あれ、なかなか直んないね。
不良でもないし、成績も普通なのに、ひとをいじめて面白がるタイプ。そんで、こういうタイプの人間は、未来永劫、いなくならないしね・・・
なにが云いたいかというと、
人間の魂は、それぞれ、最初から個性的にできていて、
無理に、個性を作り出さなくてもいい・・・・ちゅうこと。
いじめられやすい子が、明るくふるまったり、スポーツで頑張るとかはいいことだと思うけど、でも、あんまり無理しなくていいと思う。
個性は、大切にした方がいいと思うな。
無理に個性を作らなくていいし・・・
普通に生活していれば、だれだって個性的なのだす。
大切なことなんだけど、
瞑想するひとは、普通で良いので、
芸能人のように、無理にキャラを作り出す必要はない。
実際ね、
ベビーカーに乗ってニコニコしてる赤ちゃんだって、
みんな、それぞれ個性的ですもん。
赤ちゃんみてください。
みんな、違うから!
個性は作り出すもんじゃなくて、最初からあるもんだから、
瞑想をしようとするひとは、無理な個性演出は絶対やめてね。
無理な個性演出は、芸能人とかは必要なときがあるけど、一般人は、肩の力を抜いて自然に生活するのが一番ヨロシ。
もっと云えば、芸能界でも長く生き残る人って、
どちらかといえば「普通の人」「無理しない人」なんだよね。
黒柳徹子さんとかタモリさんとか。
勿論、豊富な才能があってのことだけど無理してない。
あのね、瞑想に興味があるひとの、陥りやすい錯覚は、
サマージ経験者は、日常生活も一般人とは違う・・・・的な、
なんか、いわゆる「神格化」が好きなところ。
自分とは違う・・・とか、
普通の人とは違うとか・・・・
女子中学生みたいに、妄想をはじめるところ。
何度も云うけども、
人間は人間で、
聖者が頑張っても、目に見えないお方にはならないんだす。
こんなことは有名な「ラーマクリシュナの福音」でも西洋人に衝撃を与えた「ヨガ行者の自叙伝」でも語られています。
インドの形而上分野では「終わってるテーマ」なの。
西洋でも日本でも、ウブなひとが多くて、こういうあったり前のことを承知しないから、いろんな問題が起きるん・・・・
聖者は、サマージで神と融合する
→ 神である
→ 普通の人と同じではない ちゅうような・・・・
あのですね、サマージ中はそうなんだけど、
そんで、頑張れば誰だって高位サマージに入るけんども、
でも、日常意識に戻れば普通の人間なのです。
瞑想してるときだけ、ちょっこっと、違う。
それは、認める。
でも、本当に、サマージから日常意識に戻れば普通の人間だし、
普通の人間であることに誇りさえもっているよ。
ヨガナンダ先生も、ラーマクリシュナ先生も、
普段は、ほんとうに普通の人間として、
涙も流すし、嬉しいときは笑顔になるし、
そんなのはキリスト先生だって同じだったし、
仏様だって同じだったよね。
キリスト先生は、ラザロが死んだときに涙を流して悲しんだし、
ヨガナンダ先生も、弟子のラーマが死んだときに泣いたし、
ラーマナマハリシ先生は、飼ってる牛(ラクシュミ)が死んだときに泣いた(←はず;記憶あいまい)。
サマージを経験してないひとが、
自分のイメージで、
びっくりしたり、尊敬するのはやむを得ないけど、
ちゃんと、大人の視点で考えないと、
人生ヤケドすることもあるから、
十分に疑い深く生きてください。
たのみますよ、みなさん!!
そして、自分の性格とか個性が嫌いでも、
それを否定するより、
あ、これでもいいんだ・・・・
という、たくさんの事例を知るように、勉強してください。
さようなら。
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