時代が変わる日にらっすんごれらい
鉄道ファンにとって、2015年の今日、
3月14日(土曜日)は、なんとも云えない記念の日。
今日は、まず、東京〜(長野)〜富山〜金沢を結ぶ北陸新幹線が開業したんだすな。これは、ま、おめでたい。
一方で、今日は、上野〜札幌を結ぶ夜行寝台特急「北斗星」のラストランの日になったわけで、これは、とても残念。昨日は、大阪〜札幌を結ぶ夜行寝台特急「トワイライトエクスプレス」のラストランだったので、
なんやかや、鉄道ファンにとっては、残念な出来事と、新しい出来事が集中的にかたまって、時代の移り変わりを実感する今日このごろ・・・っていうところです。
東京〜金沢の移動は、北陸新幹線でとっても便利になりますね。
実際、東京と金沢って距離は近いけど、飛行機を使わないと鉄道では遠かったから・・・。観光で北陸に・・・というのも、結構しんどかった。でも北陸新幹線の開業で、東京から北陸観光するひと、北陸から長野観光や東京観光するひとが増えるだろうし、便利になる面はある。
でも、いつも思うけど、ビジネスの人は飛行機利用が多いし、
新幹線が開通すると、地方の経済力が東京に吸い取られてゆく構造になってしまって、なんだかなあ・・・・と思うこともある。同じ仕事を依頼するとき、料金が同じだったら、地方のひとは、地元の会社に頼むより東京の(立派だと思う)会社に頼もうとするんだの。新幹線が開通すると、その傾向が強くなるのは、東北新幹線が開業したときから云われていたことで、おらの見解ではないけど、たしかに、そういう側面もあるなあ・・・というのは、東北在住の知り合いから教えられていました。
それにな、おらのように、ただ鉄道に乗って風景を見てれば満足・・・っちゅうようなばかものにとっては、新幹線が開業すると、鉄道旅行の味わいが消えちゃう・・という、残念な気持ちもある。トンネルも多いし、風景を味わうには速すぎるので、情緒がなくなっちゃって・・・。
とはいえ、さんざん新幹線に乗ってるから、愚痴はやめといて・・・
時代が変わってゆく・・・・と思うことはいっぱいあるけど、
そんじゃ、気分を変えて、
時代の変わり目に「らっすんごれらい」だな。
みなさん、知ってっか?
2人組芸人の「8.6秒バズーカー」さんのやってる「ラッスンゴレライ」。
しらないひとは、検索かければすぐにわかります。
大人の視点からみると、じつに、くだらない。
でも、子供には、ウケてる。
むかしから、こういうのはいっぱいあった。
大物といわれる芸人さんも厳しいコメントを出してるようだし、
おらも最初見たときは「なんじゃこれは?」と思った。
でも、子供にウケるというのは、なんかの理由がある・・・
と思って、検索してたら、「英語版」というのがあった。
「ラッスンゴレライ 英語」で検索すれば出てきます。
英語版、たいへんおもろい。
ばかばかしくなって、途中から笑ってしまっただよ。
意味がわかる日本語で聴くと、大人は意味を優先するけど、子供は意味なんか考えないでリズムで聴いてるので笑うんだな〜〜・・なんて感心した。
子供が笑うのが良い・・・っちゅうわけではないけど、
意味重視か、リズム重視か・・・みたいな感じで、
これも、時代の変化とか、世代交代とかのシグナルなんだべかの・・・?
と思って、笑っていたのだった。
思い返してみれば、
おらが子供の頃は、「漫画をみるとバカになる」と真面目に評論してるひとがいっぱいいた。現在、おらはばかであるが、それは漫画のせいではないと思うし、同世代の「漫画をみてきたひと」のなかには立派な人が大勢いるから、ガーガーとうるさく評論してた人の見解は、あんまり正しくなかったな〜と思ってマス。
マイ母はえらいもんで、はなたれだったおらに「もっと漫画を読みなさい」と勧めた。
おら 「どうしてだ?」
母 「たくさんの字を覚えるから」
おら 「それなら文字の書いてる雑誌の方がいいと思う」
母 「漫画の方が安いから、漫画で十分!」
とかゆー会話があったなあ。「漫画の方が安いから」っちゅうのはちょっと話を盛ったケド、マイ母としては、いろんなシチュエーションで使う言葉と漢字を覚えるには、漫画がヨロシと判断してたようで、文字ばかりの本よりも、子供はシチュエーションの中で使う言葉を覚えなさいっちゅうことだったんだろうと思う。
マイ母との会話からン十年が過ぎ、
スイスのホテルでテレビを見てると朝から日本のアニメをやってたし、
ロサンゼルスの街中では日本のアニメファッションのコスプレ行進をしてる地元の高校生たちがいたし、
イタリアのミラノの有名な教会(観光客がいっぱい来る)の前では日本のアニメキャラクターの風船を売ってたし、
ン十年前に「漫画を見るのは低俗だ」とか云ってた評論家の先生に是非みてもらいたい光景がいっぱいあって、
だから、おらも、
できるだけ「大人ぶった」態度や意見は、間違ってることもある(正しいこともあるけど)・・・と、気をつけながら日常を過ごしてマス。
実際ね、ピラミッドをみたくてエジプトのカイロに行ったとき、
真夜中に到着した空港でこころぼそいなか、
怪しい雰囲気のタクシーの運転手さんが、日本のギャグ・・と云ってやってくれたのが、志村けんさんの「アイ〜ン」で、それ、
らくさんがバカウケして、その運転手さんと一気に仲良くなり、
数日間、最後まで、お世話になった経験があるだよ。
単純だけど、人間の関係って、そんなもんだすな。
目に見えないお方との関係も、基本はおなじです。
ふざけてもいいし、笑わせてもよい。
不真面目だ・・・もっと真剣に・・・!!
という熱心一方の気持ちでやってると、自分の世界が手狭になります。
もっと、目に見えないお方の度量を信頼して瞑想しましょう。
ばいばい。
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