あのときわてはあほやった 2-2
前回の「あほやった」は、面倒な道筋になっっちゃって・・・
あららっと・・・・、ね、
瞑想系のはなしに入ってしまったけんど、でもま、すわみ亭を読むひとは瞑想をしてるひとが多いと思うので、たまには、瞑想系のはなしもいいべかの・・・・
でも、じつは前回の「あほやった」で書こうとしたのはさ、
最初の、海外旅行のときの話なん。
あのときは、ほんとうにあほだったなあああああ・・・って
そのときのことを思い出すから、
わては、何歳になっても若者の無知を否定できないのだす・・・
どういうことかと云うと。
最初の海外旅行で行ったのは、フランス。
とりあえず、どこに行こうという目的もないので、パリに行ってみた。
お茶の水にある格安旅行専門店・・・っちゅうようなとこに行って、
おら「ヨーロッパ行きたいんですけど、なんか安いのありますか?」
担当「・・なら、これですね・・・」
っちゅうような具合で、東京←→パリの単純往復を勧められた。
航空券の相場も知らなければ、
他の店で訊いてみるっちゅうようなこともせず、
おら「あ、じゃあ、それでお願いします」
っちゅうような、ほんと、ばか丸出しの方法で、
航空券をもらって、
なんの用意もせずに、数日後にパリに出発した。
そんで、パリに到着したはいいけんども、
ろくにお金ももってないし、
とりあえず、安いホテルを探してころがりこんだ。
場所はね、モンパルナスからちょっと南に行ったとこで、
そのときの料金は、ほんとうに安かった・・・
不便なりに落ち着いていて、安いから文句も云えないし、
それなりに、満足して滞在してた。
おらの友人は、ここに30日連泊したけど、
・・・さっすがにそれは「おめ、すごいな・・・」と感心した。
なんかね、数年前に、懐かしくなって当時のホテルに行ってみたら生意気にグレードが上がってて、 ・・・え? っちゅうような値段になってるのを知りました。
ホテルのまわりの風景もほとんど変わらずで、近所の公園の風情もおんなじで、なんというか、ものすごく安心した。
でもさ、とにかく、な〜んにも知らないまま行ってみたので、
ほんと、あとで考えるとアホまるだしね。
おら「あ、なんかデッカイ建物あるな」 (←ルーブル美術館)
友人「・・お、ほんと、でっかいな」
おら「でっかい川あるな」 (←セーヌ川)
友人「隅田川くらいだな」
おら「なんかデッカイ教会」 (←ノートルダム)
友人「・・・あれ、ガイドブックに書いてたやつだな」
な〜んて、
右も左も、それがなにかも知らないまま歩いてた。
だいたい、観光的な施設に入るとお金が必要だと思ってたから、
タダそうなノートルダム以外は、全部パス。
でもほんと、若いときの旅行って、こんなもんだ。
一ヶ月ほどヨーロッパを鉄道で旅行して、
どこに行っても安宿に泊まって、
日本に帰る前になって、もう一度パリに戻ったときに、
さすがに、ね、ルーブル美術館くらいは見ておきたい・・・
という情熱がフツフツこみ上げてきて、で、行ってみたら、
あまりにも建物がデカくて、入り口がわからなくって、
やっと見つけた入り口から入ったら、係員のおばちゃんに、
「もしもし、ムッシュ、もう閉館だっせ」と云われて、あきらめた。
そのときの旅行で行った先は、鉄道パスを使って、フランス→イタリア→スイス→フランス→(飛行機→)デンマーク→(飛行機→)香港だったけんども、どこに行っても、同じようにばかまるだしで、意味も価値もなんにも判らないし、ふ〜〜〜んんん・・・という具合で、とりあえず、あっちこっち行ってみて、なにも判らないまま日本に戻ってきただよ。写真もとらなかった。
でも、あほまるだしの旅行でも、
印象に残ることは、それなりにいっぱいあるわけで、
そんなんは日本に戻って、あれこれ覚えていけばいいことで、
そのあと、何回も同じ場所に出かけてみれば、
むかしの自分のあほさ加減もわかるし、
でも、それでいいんじゃないかなあ〜・・とも思う。
瞑想のことで云ってもおなじで・・・
できるだけ幅広い知見は先にあったほうがいいけんども・・
でも、最初から、全部あれこれ知っている必要はなくって、
やってみて、そっから自分の足りない部分をみつけて頑張る・・
そんなんでいいと思う・・・
だれだって、最初から完璧ではないのです!!
ばいばい
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