ここはどこでしょう
 
 
 
 正月のテレビ番組をみてたら、
 東京の昔の写真をみて、その場所を推理して実際に写真撮影に出かける・・・
 っちゅうような企画をやってましたん。
 
 んで、漫画家の蛭子先生とHKTの指原さんがペアになって、新宿、原宿、上野、渋谷・・・といった場所を推理して、どたばた頑張ってました。
 
 みてておもったんだけど、
 おらも、鉄道好きな友人に、一枚の写真をみせて「ここはどこでしょう?」の遊び、要するに、場所当てクイズをやってたことがある。
 
 正月のテレビ番組の企画は、推理する場所が東京限定なんで、
 いや・・・、それでも難しいと思うけど、
 東京に限定しないで「ここはどこでしょう」をやると、
 けっこうね、そりゃ、難しいのね。
 
 例えば、こんなの。
 ここはどこでしょう → 写真1(←クリック!)
 
 いや、あの、地元の人はすぐわかるのは当たり前だけど、
 いきなり、写真をみせられて、ここはどこでしょう? って、
 それはもう、あれこれ考えますよ。
 
 でも、その友人は鉄道と民家に詳しい「豪の者」で、
 
 さっきの写真だったら、
  @ 駅舎の大きさから人口(町の大きさ)を推定
  A 民家の形状、屋根の作りから、地域を推定
  B 駅のホームの造りから路線を推定
  D 背景の山の形などから町の場所を推定
 
 ・・・などと推理を重ねてきますが、
 ヤツは、駅に停車している列車をみて、直ちに路線を一発で当てるとか・・
 なんか、こっちが期待したのとは別の方面から、反則ワザをかまして推理して当ててくるので、とても悔しいことが多かった・・・・。
 
 
 鉄道ヲタのひとの情報分析能力はとっても高くって、
 「ここはどこでしょう」なんてコッチが気軽に遊ぼうとすると、
 徹底的に、写真の情報を分析して正解を出してくるので、
 「参りました」となることが多かった。
 
 
 情報分析でいえば、大学に入学したてのころ英語の試験で、
   「CIA」の正式名称を書きなさい。
 っちゅうのがあってさ、おら、まるっきりのあほなので、
 「CIA」→「中央情報局」→「Central Infomation Agency」
 とか書いて、思いっきりバッテンくらったことがありヤす。
 
 先生に「旅行案内所じゃないんだから、インフォメーションってのはなんですか・・」と呆れたように云われ、おまけに、書くなら「Infomation」じゃなくて「Information」ですよ、って・・・、 うるさいの〜〜!! 中央情報局の「情報」は分析情報、つまりインテリジェンス・・ですよ、って。 うるっさいの〜〜〜!!!
 
 
 っと、そのときは思ったけど、あとになって、その通りだなあ・・・と思うことはいっぱいある。
 
 インターネットが普及しはじめたころ、「インターネットしないと情報不足になりますよ」なんて親切に注意してくれたひとがいたんだけど、当時もいまも、インターネット上の「情報」って、旅行案内所の情報とどっこいどっこいで、インテリジェンスと呼べる「情報」は少ないね (←すわみ亭もだべ?)・・・。
 
 
 ほんじゃさ、、一発、久しぶりに「ここはどこでしょう」をやらしてもうらう。
 
 場所は、ニューヨークだす。
 通りの名前をあげてください。
 
 ・・・え? 無理かな?
 わては、実は、一番最初にニューヨークに行ったとき、
 どうしても、この場所に行ってみたかったので、わがまま「ここはどこでしょう」を決行いたしますぞえ。  → 写真2(←クリック!)
 
 
 はい、ヒント、この道(通り)の名前は、誰でも知ってます。
 ニューヨークに住んでた人なら、場所も、たいていわかる・・・。
 
 もうひとつ、ヒント。
 
 道が、教会の前でググっと曲がってる・・・。
 これね、むかし、この道を作ったとき、
 作業員が、どんどこっと、南地区から北に向かって道を作っていったら、
 この教会にぶちあたって、
 ・・・この教会、なんか、邪魔くせ〜のぅ〜〜〜・・・
 とか云ってたら、教会の番人さんだったかが、
 「っざけんなよテメ〜ら、道まげな!!」って、テッポウ向けて睨んだ結果、
 そして、毎朝、番人さんがテッポウをもってコワイ顔して立ってるので、
 道を作る作業員もあきらめて。
 このように、教会前でググっと、道が左に曲がっとるのです。
 
 
     はい、
 
 この道は、ブロードウェイでした。
 ミュージカルで有名なブロードウェイは、
 この道に沿って北に上ったところの劇場が集まった地域の総称です。
 
 写真の教会は、グレース教会といいます。
 ウィキペディアで検索すると、
 1900年代の古い写真が掲載されてます。
 
 ニューヨークの地図をみていて、いつも不思議だったのは、
 ブロードウェイが途中でググっと曲がっていることで、
 どーしてなんだろー、と、不思議でしたけど、
 インターネットの情報で、なるほど・・・・と感心したので、
 分析情報でなくても役に立つことっていっぱいあるな・・・
 と、生の情報の価値も認めるようになったのでありました。 ばいばい。
 
 
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 おまけ
 写真1の場所は花巻です。もちろん、正式の出題のときは駅名は消します。
 グレース教会の前に立って逆方向(南)をみると、道の曲がりがけっこう鋭い曲がり(右カーブ)になってるのがわかります。写真3(←クリック!)
 
 
 
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