ベナレス その参
 
 
 
 結論から云うと、
 
 この一回目の旅行の時は、ラヒリ・マハサヤ先生の、当時のご自宅は発見することができなかった。あたりまえだよな〜〜。
 
 最初から、
 ・・・・無理かも・・・
 と思ってたので、これは、あきらめがついた。
 
 
 一回目のベナレス旅行は、
 あっちこっち、普通の個人旅行者として、
 なんとなくベナレスを味わってみる・・・
 くらいの感じで終わってしまった。
 
 ガイドブックに出てるような観光名所に行ったり、
 
 日本人のバックパッカーが集まる宿や、
 その周辺の道を歩いたり、
 西洋人のバックパッカーが好む経済的な宿や、
 その周辺を歩いたり、
 とにかく、
 ガート(沐浴場)を中心にして、
 あっちこっち、歩いたのでした。
 
 古代から神聖な町なんで、
 ばかはばかなりに、
 ぼやーっと、
 思うことも、あれこれ、あっただな。
 
 どんなことかって、
  ・・・たとえばだ、
 
 これはもう「十分に怪しいハナシ」なんだけど
     (だから、信じちゃだめ。・・だめよ、だめ、だめ!!)
 般若心経でいう「がーてー、がーてー、ぱーらーがーてー」
 の部分は(←発音が違うとかつっこむな!サンスクリット発音!!)
   岸辺を意味する「ガート(ghaat)」と、
   向こう側を意味する「パラム(param)」
 と関係しとるんだろう・・・と、
 
 がっつり怪しく乏しいサンスクリット語の知識で、
 
 ベナレスのガートから、荒涼とした対岸をみながら、
 む〜〜〜ん・・・
 そう、思ったダヨ。
 
 ・・信じる、信じないは、あなた次第です(←きりっ!!)
 
 
 荒涼としたベナレスの対岸は、まさに「彼岸」を想起させてくれました。
   * 実際にはよ、洪水のとき、
    対岸は氾濫で水浸しになるんで、
    古代から人が住めなくって、
    そんで、現代でも荒涼としたままなんだと思ってます。
    でも、少しは、
    形而上の理由で荒涼を維持してるのか?
 
 
 
 ああああ・・・そうそう、
 これ書いとって、いきなり思い出した。
 
 ベナレスには、いっぱいガート(沐浴場)があって、
 数えたことはないけんど、100ちかくあってさ、
 どこのガートでもいいけど、
 てきとーな場所に座って、
 ・・・ガンジス河をのんびり行く舟を、
 ぼんやりみてると、こころものんびりするんだけんど、
 
 
 ・・・ラクーンさんが、
 日本に戻って、いつものように、わははははは、っと、ばかっぱなしをしてると、
 ベナレスのガートを思い出しながら、
 
 ハイファイセットさんの「海辺の避暑地で」を口ずさんだ。
  「・・ただウシ(もとの唄は「船」)をながめ・・
   ・・・ キャンディーをなめて・・」 っちゅうよーなの。
 
 
 おら、いま、インターネットで確認したら、
 「つべ」で聞けるようになってっから、
 興味のあるひとは、
 ハイファイセットさんの「海辺の避暑地で」聞いてけろ。
 
 おらとラクーンさんにとっては、
 ヨーロッパとかハワイとかの高級リゾートではなくって、
 ベナレスを思い出すうたになってるだ〜よ。
   * 「つべ」って何だ?
    って思ってるヒマあんなら自分で調べてけろ。
    ま、調べなくても、
    「ハイファイセット」「海辺の避暑地で」
    と、検索かけたら、すぐわかる。
    ・・・いいかみんな、つべを利用するときは、
    くれぐれもダウンロードはしてはダメだぞ
    ・・・と、
    B組の金八先生が云ってた(←云ってないっ!!)。
 
 
 ベナレスは人口100万人ほど。
 賑やかな大きな都会です。
 
 
 でさ、
 こんな大都会のなかで、
 ラヒリ・マハサヤ先生の家を探すなんて、
 むぼーにもほどがあって、
 一回目はあきらめたけど、
 二回目のベナレス・チャレンジでは、
 奇跡的に発見できただよ。
 
 
 現在ほどインターネットが普及してなかったんで、
 地道な捜査をおこなう刑事さんのように、
 がんばってたら、奇跡と偶然が作用して、みつかった。
 それは、別の機会にしゃべります。
 
 ま、今日は、
 「海辺の避暑地で」でも味わってけろや。 つづく。
 
 
 
 
 
 
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