そう云われてみれば
 
 
 
 
 
 普段は気づかないけど、
 云われてみれば、
 
 あ、そうなのか・・・と合点することがありますよ。
 
 
 先日、
 上級コースを開始するために、
 CD−Rのジャケット用の写真を選んでたとき、
 まったく忘れてた一枚の写真があって、
 
 
 あれまあ・・・?
 これは・・・なんだったべの・・・?
 
 わからなくって、
 
 それをみた瞬間はそう思ったんだけんど、
 
 
 いろいろ記憶をたどっていくと・・・
 
 はいはい、
 ああ・・あれかぁ・・と思い出してきた。
 
 
 その写真っていうのが、これ(写真1)。
 場所はニューヨークの教会の敷地。
 
 以前にも書いた、
 ニューヨークのウォール街(金融街)にあるトリニティ教会の敷地。
 
 トリニティ教会は、
 アメリカ国の創業当初、
 ほんとに、初期の初期に建てられた教会で、
 
 
 狭い敷地には、
 有名人の墓石がいくつか残ってるン。
 
 さっきの写真1は、そのうちのひとつで、
 墓石名は「アレクサンダー ハミルトン」。
 
 知ってるべか?
 
 
 墓碑には、奇妙なピラミッド型のオブジェが載ってますけど、
 
 
 こんなのはね、
 アメリカの創業当初のひとたちにはあったりまえで、
 
 
 アメリカの建国にたずさわった人々は、
 ある種の宗教的/形而上学的な信念があったようで、
 それが1ドル紙幣にも反映されてます(らしいデ)。
 とくに1ドル紙幣の裏側には、
 なんとなく秘めた意図が反映されてるらしい。
 
 
 日本人の感覚だと、
 千円札紙幣より一万円札紙幣の方が上等・・・
 
 
 そんな感覚があるけんども、
 
 アメリカだと、
 みんなが日常的に使う1ドル紙幣のデザインが最重要で、
 次いで、5ドル紙幣、10ドル紙幣・・・
 
 
 小額な紙幣デザインほど重視された(大切)・・・らしい。
 
 これ、あるとき、誰かに教えてもらって、
 ・・・あ、なるほど!
 と、感動したのだす。
 
 
 アメリカ国民が日常生活で普通に使う1ドル紙幣こそ、最重要。
 だから、
 奇妙なピラミッドも1ドル紙幣に描かれている。
 
 ちなみに、
 1ドル紙幣に描かれている肖像は、
 初代大統領のワシントンはん。
 
 1ドル紙幣に次いで日常的に使う、
 5ドル紙幣は → リンカーンはん。
 10ドル紙幣は → ハミルトンはん(写真2)。
 
 
 で、
 ワシントンはんや、リンカーンはんは、
 日本の子供でも知ってるくらい有名だけんども、
 
 
 ハミルトン・・・??
 と、なってですね、
 これはです、
 日本の大学生でも知らないひとが多い。
 
 
 おらにとっても、ハミルトンはんは、
 複雑すぎて、
 わかりにくいひと。
 
 アメリカ合衆国の独立に際して、
 ワシントンはんを補佐し、
 アメリカ合衆国憲法を草起し、
 財務長官としてアメリカの金融を導いた。
 
 
 なので、
 
 ウォール街のスーパービジネスエリートは、
 ハミルトンはんを尊敬してるひとが多い(らしい)。
 
 ま、
 明治維新時の日本でいえば、
 薩長連合を成立させ、
 明治憲法の基礎となる船中八策を作り、
 財政の三岡八郎(由利公正:福井藩)さんを抜擢した、
 坂本龍馬先生と重なるイメージなのかな・・・
 
 
 だからね、
 
 なるわぁ・・・
 10ドル紙幣の肖像画に、なるわぁ・・・
 そんな感じです。
 
 10ドル札って、日本で云えば千円札みたいに、
 日常生活でしょっちゅうお世話になる紙幣なのです。
 
 高額の買い物をしたとき、
 アメリカだとクレジットカード使うから、
 50ドル札とか100ドル札ってあんまりつかわない。
 
 10ドル札って、ほんとうに重宝する紙幣なんです。
 
 
 ただ・・・ま、
 ハミルトンはんは、偉大すぎておらには説明不能です。 さいなら。
 
**************
おまけ
 あのですね・・・
 紙幣をネットに掲載して良いのかという疑問があったので、
 調べてみると全然問題なしだそうですが、
 
 財務省のホームページとかに、
 「見本」という文字か斜線を入れると、さらにヨロシ・・・
 という説明があるそうなので、
 紙幣の画像にはピースマーク入れときました。
 お見苦しくなってすいませんです。
 
 
 
 
 
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