映 画
 
 
 
 
 
 久しぶりに映画をみてきました。
 
 む〜〜〜ん・・・
 
 とっても面白かっただな・・・。
 
 
 映画名は「尾崎支配人が泣いた夜Documentary OF HKT48」
 
 博多を拠点とするHKT48の初めてのドキュメンタリー映画。
 
 
 いままで秋葉原を拠点とするAKB48のドキュメンタリーとか、
 名古屋を拠点とするSKE48のドキュメンタリーもみたけど、
 
 今回は、
 ガラっと作風がちがっていて、
 斬新な構成や、笑いがあり、
 いままで語られなかった秘密(会議内容とか)も公開され、
 
 なにより、
 アイドルのしんどさや苦悩を教えてあげましょう的な、
 いわゆる説教くささがまるっきり無くて、
 
 エンディングは、
 あしたも頑張ろう的なハッピーエンドでスキっと終わったのもヨロシ。
 頑張っていれば、みてるひとは判ってくれる的な幸福感があった。
 
 
 あのね、
 いままでのAKBのドキュメンタリー映画は、
 戦場をイメージさせるような「辛さ」「過酷さ」が表現されて、
 
 それは、映像として面白いと云えば面白いけど、
 普通の社会人だってもっと辛いこといっぱいあるぞ・・・
 というようなツッコミが出来るような具合だったんですわ。
 
 
 今回のHKTの作品の監督は、
 プロの映画監督ではなく、
 映画監督の経験がない、ど素人の、指原莉乃さんだったので、
 心配するひとも多かったけど、
 
 フタを開けてみれば、
 プロの映画監督の定型パターンやプロ的テクニックを凌駕して、
 いわば直球勝負的な、
 ファンが希望していた映像をドンドコみせてくれて、
 「こういうのが見たかったんだよな〜」という、
 大きな満足をファンに与えてくれましたヨ。
 
 
 まあね、
 そんなことはどうでもいいんだけどさ・・・・
 
 
 おらがみた映画館は、
 シネマコンプレックスというのか、
 そういう大規模映画施設だったので、
 
 同時刻に、
 別々のシアタールームで、たくさんの映画が上映されてるわけですな。
 
 そんで、
 同時上映の作品のなかに「杉原千畝(すぎはらちうね)」っちゅうのがあった。
 杉原千畝さんのドキュメンタリー的な、
 厳密に云えば、ノンフィクション映画。
 
 
 知らない人もおおいと想うけど、
 杉原千畝さんは、日本人外交官で、
 戦争中に多くのユダヤ人を助けた・・・
 
 な、
 
 この「杉原千畝」の真面目な映画をやってるときに、
 のこのこアイドルグループの映画を見に行くおっさんって、
 「人間のレベル低い?」
 
 な〜んて想うひともいる・・かもしれないけんど、
 
 
 自分がみる映画、
 観たい映画に、
 内容のレベルとか、そんな無駄なこと考える必要はない。
 
 
 らく〜んさんが、フランス文学の先生と映画のはなしをしていて、
 その先生が、
 あるひとに「チミはどういう映画みるの?」と尋ねたら、
 「キョンシーとかランボーとか」と云ったので、
 その先生はアタマを抱えてもだえたらしいけど、
 いまでは、そのときのことは笑い話になってます。
 
 娯楽作品は、好き嫌いはあるけど、
 内容の優劣は(基本的に)ないと想うので(あるかな?)、
 エラぶった映画評論は、あんまりスキではないです。
 
 
 ほんで、
 
 ま、
 
 おらは、映画をみる当日、
 
 杉浦千畝をみる人々を横目にしながら、
 こそこそっと・・・HKT映画の上映ルームに入ったのだ。
 
 結果は、満足した。
 
 
 むむむ・・・
 悔しいから云うけんども・・・
 
 
 おらは、杉原千畝さんのことは、ちょびっとは知ってるだ。
 
 この写真1写真2(←クリック)は、
 エルサレムにあるホロコースト記念館。
 らく〜んさんと一緒に、行ってみましたヨ。
 ここでは杉原千畝さんのことをたっぷり紹介しています。
 日本人として、少しうれしくなります。
 つい最近、日本の首相もここを訪れてコメントを残しました。
 
 
 ユダヤ人を救済したことで有名なのは、
 なんといっても、
 杉原千畝さんと並んで世界的に有名なシンドラーさん・・・
 
 シンドラーさんも、映画で全世界的に有名になりましたが、
 エルサレムにかれの墓石があります。
 
 
 ある晴れた日に、
 おらとらく〜んさんは、
 シンドラーさんを表敬訪問しました(写真3写真4(←クリック))
 
 
 政治的な圧力に屈することなく、
 正しいと信じる行為を行うのは、
 だれにでも出来ることではありません。
 
 でも、世の中は広く、
 世界の中には、
 自分が不利になるかもしれないことでも、
 信念を貫いたひとたちがいます。
 尊敬するしかありません。
 
 
 ま、そんなこんなで、
 杉原千畝さんの映画をみる優秀なひとびとに無言のエールを送りながら、
 
 おらは、
 こそこそっとアイドル映画をみて感動したのであった。 さいなら。
 
 
 
 
 
すわみ亭の目次へ戻る
フロントページへ戻る