女 神
むかしね、
日本テレビで「アメリカ横断ウルトラクイズ」という、
まことにもって、お金のかかる、ばかばかしくも楽しい番組をやってたけど、みなさん、ご存じだろうか・・・
後楽園球場/東京ドームで予選の○×クイズをやって、
予選を勝ち抜いた100人(?)くらいが、
成田空港でジャンケンや腕相撲をやって勝ち残り、
グアムかサイパンまで行く飛行機の中でクイズ問題にチャレンジして、
機内クイズの獲得点数が低かった人は、
到着地のグアム/サイパンで、
飛行機に押し戻されて日本に送り返される・・・のでした。
そのあと、アメリカ本土でクイズを繰り返し、
体力勝負の問題(ダッシュして問題を取りに行くとか)もあって、
単純にクイズに答えれば勝てる・・という番組の作りではなく、
運と体力も味方になってくれないと勝てない勝負でした。
その番組をみていたとき、
おらは、自分がアメリカに行くとかニューヨークに行くとか、
夢にも思ってなかったし、
行ってみたいとも思ってなかったので、
ただ、番組をみてゲラゲラ笑ってました・・・
ちょこっと調べてみると、
「アメリカ横断ウルトラクイズ」の出題で一番多かったのは、
やっぱり「自由の女神」に関するクイズ問題だそうで・・・
たとえば、○×クイズで
第2回 「ニューヨークの自由の女神がたいまつを持っているのは左手である」
第5回 「ニューヨークの自由の女神は裸足である」
第8回 「ニューヨークの自由の女神と上野の西郷さんの銅像は同じ方角を見ている」
どうです?
わかりますか・・・??
ふつう、こんな問題、わかるわけないですよ・・・
正解は、第2回(×)、第5回(○)、第8回(○)だそうで、
まぐれ当たりを願うしかないですけど・・・
そんな問題ばっかりで・・・
だから勝ち残っていった人はスゴイなあ・・・と尊敬されたデス。
最近では、「世界の果てまで行ってQ」(日本テレビ)の番組企画で、
ニューヨークで人に道を尋ねて目的地にたどり着く・・・
というのがあって、
出演者の出川哲朗さんが、
自由の女神を「free woman」と表現したので、
番組的には盛り上がったけど、怒る視聴者もいたらしく・・・
最近のテレビはあれこれめんどう・・
自由の女神もそうだけど、
銅像っていうのは、実際に見ても、「あ・・こレかぁ・・」
と思うくらいで、20分も30分もみてても飽きない・・
っちゅうようなもんじゃないよ。
渋谷の忠犬ハチ公や上野の西郷さんみても、
しみじみ・・・観察したりしないよね・・・。
おら的に、興味をもったのは、
「自由の女神」の「立ち位置」。
上から俯瞰してみると(写真1)、
写真1の右上にあるのが「自由の女神」の島で、
写真1の右下にあるの島が合衆国移民局があった「エリス島」。
ヨーロッパからやってきた船は写真1の左上から湾内に入ってきます。
エリス島は、
ヨーロッパからアメリカへ移住を決心してきた人々が最初に上陸するアメリカの土地でした。
現在のアメリカ人の先祖の1/3は、
このエリス島に上陸して許可をもらい、アメリカに住み始めました。
ヨーロッパからの長く厳しい航海を経て、
いよいよ目的地であるアメリカ(エリス島)に船が近づいてきたとき、
そこにド〜ンと立っている自由の女神をみたときの、
移住を決意した人々の「感動」と「希望」を思うと、
涙が出てきます。
自由の女神は、
移民の入国審査を受けつけるエリス島とセットでみたときに、
おら的な感想では、とても大きな感動となったのでした。
自由の女神は島にあるので、
観光客は、だれもが観光船に乗って行きます。
そのとき、(たしか)、切符販売所では、
「youはエリス島も行くか?」と訊かれる(??)。
もし時間に余裕があるなら、エリス島も見て欲しいな。
多くのアメリカ人のふるさと島なんです・・・
フロントページへ戻る