アフリカの池
 
 
 
 
 動物園って、
 子供の頃は、動物が狭いオリに入れられて、
 なんか、かわいそうだな・・・
 
 と、思ったことがあるけど、
 
 
 最近は、
 動物園もいろいろ工夫して、
 動物の動き回れるスペースを大きくしたり、
 来場者が見やすくなるように工夫したり、
 頑張ってます。
 
 
 マスコミで話題になった北海道の旭山動物園は、
 アザラシ、ホッキョクグマ、ペンギンといった、
 極地というか雪国というか、寒い地方の動物の展示方法を工夫して、
 生き生きとした動物の生態をリアルに見せてくれたデスよ。
 
 そのおかげで、
 わざわざ動物園が目当てで旭川に来る人が増えて、
 なんなら中国、台湾、韓国、タイ、シンガポールといった、
 海外からの観光客も一気に増えて、
 園内は、いろんな外国語が飛び交うし、
 
 JR旭川駅から旭山動物園に向かうバスの中は、
 「羽田に**時に着くから・・・」
 「関空に**に着くデ・・・」
 なあ〜んて、関東や関西からからの個人旅行者の会話で賑やかです。
 
 
 旭山動物園は、
 広大な丘陵の傾斜地を利用した自然の坂が特徴的で、
 でも坂を登るのはきついので、園内バスが走り回ってます。
 お年寄りは、坂道、きついからね・・・
 園内バスも、とっても良い工夫だなあ・・・と思うのです。
 
 
 で、
 
 おらとらく〜んさんは、
 一緒に行った動物園もあるし、
 ばらんばらんで行った動物園もあるし、
 いろいろだけど、
 
 例えば、別々に行ったホノルルの動物園は、
 あそこはヨカッタよね〜・・・・と、あれこれしゃべるし、
 まあ、
 動物園は、外国に行っても必須の観光スポットなので、
 ばらばらに旅行しても、
 旅行先の動物園は、時間がなくてもチラ見くらいはします。
 
 
 あのですね・・・
 動物園って、みなさん、ぜんぶ同じように思ってるかもしれませんが、
 国によって、
 ぜんぜん、作りが違うんです。
 モロに、国や町の歴史が反映される・・・的な・・ですね。
 
 
 そりゃそうですよ。
 冷たく、冷酷に云えばですね、
 動物園=動物を展示する施設=オリに入れて見せればいい。
 これが、ま、基本なんです。
 
 
 でも、
 
 そ〜なのか?
 動物、かわいそ〜じゃないか?
 見る方も、オリに収監された動物って、あんまり・・・
 
 という、
 
 静かなる気運がジワジワっと世界中でわき起こってきて、
 それを鋭く察知した世界中の動物園の担当者がですね、
 
 ウチの展示方法(動物の見せ方)も工夫しましょうよ・・・
 っちゅうことで、
 
 例えば、日本で云えば、旭山動物園が大胆な改良に踏み切った。
 
 
 でもですよ、
 日本だけが特別に優れているのではなく、
 諸外国にも、「強豪」がいることは、忘れないようにしましょう。
 野球もラグビーもサッカーも、強敵は、います、
 なめてたら、日本は負けるのです。
 
 
 動物園に負けも勝ちもないけどね・・・
 でも、すばらしいな・・・と思う動物園は、世界にいくつかある。
 
 おらは、動物園評論家じゃないから、
 全世界の全部の動物園をみたわけじゃないけど、
 あ、ここ、すごいな・・・と感心した動物園は、あります。
 
 らく〜んさんは、
 おら以上に、各国のたくさんの動物園をみてるので、
 簡単にあーのこーのはいえないけど、
 
 二人が共通して「すばらしい」と感動している動物園は、
 エルサレムの動物園です。
 
 ここは、動物をオリに閉じこめないで、
 できるだけ自然の生態系のままに近い形で、
 アフリカならアフリカの環境を再生して展示してます。
 
 
 動物園の内部の設備もすばらしく、
 水鳥のコーナーは、池の水の美しさ、樹木の美しさがあり、
 大型動物に至っては、
 大規模な園地に池を作り、
 その池の周りを、
 キリンとかサイとかシマウマが自由に歩くという、
 
 夢のような、動物の共演をみせてくれます。
 
 山羊(ヤギ)も、自由に歩き回ってるし、
 別の広い敷地の中で、ゾウが飼育員とサッカーやって遊んでる。
 
 小型のサルは、来園者のすぐ脇をピョンピョンと飛び回る(フェンスもガラスもなし)。
 大型の猛禽類を飼育する大規模なドームの中に、来園者が自由に入れる(フェンスもガラスもなし)。天井を見上げるとコンドル・・。
 
 
 ・・・と、さすがに、ここまでやってくれると、
 
 
 サルが、カオをひっかくくらいに近寄ってくるかも・・、
 猛禽類が、カオをくちばしでつつくくらいに近寄ってくるかも・・・
 
 っと、
 平均的な女子は、コワくなって逃げる。
 それを、あえてやってるエルサレムの動物園は、すごいのよ。
 
 でも、
 一部の猛禽類や小型サルは、
 動いている普通の人間に対して危害を加えることはないんだね・・・
 それは、コワイ経験をしたあとに、しみじみ判ることで・・・
 
 参考までに、
 写真1(←クリック)  アフリカ動物の池
 写真2(←クリック)  キリンとサイ
 
 
 
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