れいんぼう
神田古書店街で、当研究所の共同研究者である狸顔のラクーンさんが男性諸氏にご迷惑をかけたエピソードがありましたけど、
あれって、同じことをオラがやっても何にも問題ないし、誰も迷惑な感じにならなかったわけで、
だから、人間って、おもろいな・・とおもうんだけんど、
いやね、男だって、まずいことになることもないではない、っちゅうような、噺なんですけども。
ラクーン先生と一緒にサンフランシスコに行ったときのはなしです。
サンフランシスコは、ヨガナンダ先生もしょっちゅう行ってたみたいだし、有名なゴールデンゲートブリッジを渡って、北に120km(だったか)行けば、ヨガナンダ先生の友人である「アメリカの聖者」、農学博士のルーサーバーバンク先生が住んでらっしゃった街サンタローザがあるし、
なんならラクーン先生が子供のころから大好きだったスヌーピーの生みの親、チャールズ・M・シュルツ先生が住んでらっしゃったサンタローザでもありまして、
なんやかやで、行ってみっか・・・
ということで、行ってみましたよ。
いろんな噺はぜんぶすっ飛ばしまして、
今回は、サンフランシスコの西地区にあるカストロという町の話題。
このカストロという町は、偉大な作家、司馬遼太郎先生の奥様が、行ってみたら、あーた、おもしろかった、とおっしゃって、先生ご自身も翌日だかに行ってみた・・・てなことが、アメリカ旅行記的な著作に書かれている町。
興味津々で、オラとラクーン先生もいってみただ。
・・・ま、ね、
ものごとに、偏見、ちゅうものをお持ちの方は、以下の文章は、くれぐれも読まないでいただきたい。
このカストロという町は、サンフランシスコの中心部から路面電車で西に20〜30分のところにあって、全世界的に有名な町なんですけど、
ま、そこに住んでいるみなさまが、
たいへん、お優しい性質、
たいへん、お敏感な性質、
をもった、そういう男性が(最近は女性も)居住なさっている地区なのでありまして、
訪れる部外者には、住民に対する最大限の敬意と、最大限の尊重精神が求められる次第でございまして、
がさつな性質の人が、「もう観光するところもないしヨ、時間あるからチョット行ってみっか」という、そういう安易・気楽な気持ちで訪れるのは、あの〜、申し上げにくいですが、絶対にやめてほしい町です。なにごとにも、最大限の敬意と尊重の精神が必要な、超々お敏感な町なのでありまして・・・・
そりゃもう、路面電車を降りまして、すうっと空気を吸っただけで、
別世界の空気の波動を感じますよ。
おらもラクーン先生も、そういう微妙な波動を尊重しているし、特有の波動を壊さない自信があるので、普通に振る舞って町を散策して楽しむことができました。
で、一軒の書店があったので、
どういう種類の本が置いてあるのか、興味があるので入ってみました。
わてら、旅行すると、国内でも外国でも、その地方地方の書店は必ず入ってみるようにしてます。独自のカラーがあって、すごく勉強になるから。
で、カストロの書店ですが、
入って20秒くらいで・・・・・
あ、これは、しっつれいしました、になってしまいました。
もちろん、普通の書籍もあるし、入ったら悪いとかではないと思うんですけどね、
いわゆる、その、お優しい系の男性に関する書籍が大量でございまして、
ま、世界的に有名なエルトンジョンさんであるとか、そういう、世界的に有名な、お優しい男性、あるいは元気のある女性、そういった方々の書籍が並んでおりましたので、
ここは、もう、
男女ペアで入店すること、
それが、もうダメ!!
という、暗黙のルールがあるような・・・
で、早々と、しっつれいしました(退散)。
もちろんレジには、お優しい、美しい、二人の男性がいて、
じいいいいっと、こちらを見てただよ(・・汗)。
この町の住人のすごさは、じょじょに世界に認められるようになってると思うけんども、まだまだ日本の普通の人には理解しがたいかな〜。でも、日本でも一部の芸能人の方が頑張って、少しずつだけど、理解できるひとの裾野が広がってるのはいいこと。難しいことは苦手なので、これでおしまい。
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おまけ
この記事を書こうかなって思ったのは、
実は「恋チュン」の公式MVをみたからです。
あっこに、カラフルな虹色の旗、ひらひらしてるの、みえましょ?
あれ、レインボーフラッグと云って、
カストロを象徴するフラッグです。
レインボーカラーは多様性の象徴。
偏見をもたずに、仲良く生きていこうよ、というメッセージ。
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