マハサマージ
 
 
 聖者が、地上世界から去るために意識的に行う最後のサマージ。
 
 サマージは、日常的な感覚意識を脱した状態−−肉体的には「死」に近い状態−−である。日常的にこれを繰り返す聖者は、地上世界での生活を続けるため、さまざまな工夫を凝らして、サマージから日常意識に戻れるように−−普通に生きていられるように−−しています。
 
 聖者はもともと地上世界に未練も執着もないから、マハサマージに入る前は人間らしい若干の寂しさを感じるものの、たいていは、喜ばしい気分をもって最後のサマージに入るといわれます。
 
 ヨガナンダ先生の場合、日常意識からサマージに入る時間は2秒以下だったそうです。瞬時にサマージに入るので、まわりの人間には「突然死」としか思えなかった。もちろん、SRFのスタッフには前もってマハサマージに入ることを示唆しつつ、スタッフへの挨拶などもすませていたと記録されています。
 
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