マスター マハサヤ
 
 
 インドを中心に、全世界でヨガの研究者に敬愛されるラーマクリシュナ先生の教えを克明に記録した「ラーマクリシュナの福音」の著者。ヨガナンダ先生の「自叙伝」では「至福の聖者」として登場する。自称「M」。
 
 ラーマクリシュナ先生の没後、他の内弟子のように出家せず、それまで運営していた高等学校を維持しながら瞑想の研究鍛錬に励む。
 
 出家していないので、出家した仲間からは「世俗者」として軽く扱われることもあったが、瞑想の到達レベルは、夭逝したヴィベーカナンダに勝るとも劣らない最高位の序列に属する。
 1854年生まれ、1932年6月4日マハサマージ。
 
 誰に対しても親切で、青年ヨガナンダにも我が子のように接した。ヨガナンダ先生の家とM先生の家は徒歩10〜15分ほどの距離である。M先生の家は、かつてヨガナンダ先生の家族も住んでいた集合住宅だったところをM先生が一棟買いして高等学校を設立し、そこの最上階を自宅としたものである。
 
 ヨガナンダ先生は、SRFの講演で「(M先生のおかげて亡くなった)母に再会することができた。うれしかった」と述べたことがある。そのときの様子はヨガナンダ先生の弟さんの著作(「Mejida」)に書かれている。「父には叱られた」そうである。
 
 
 
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