ラヒリ マハサヤ
 
 
 イギリス政府の陸軍技術省に会計官として勤務しつつ、ヨガの最高境地に到達した偉大な聖者。出家しなくても瞑想の最高段階に到達できることを証明したことによって、欧米を中心としたヨガの隆盛に今日もなお強い影響を与えている。
 1828年9月30日生まれ、1895年9月20日マハサマージ。
 
 先生33歳のとき−−1861年の秋−−に、インド北部のラニケットに近いドワラハット村にてマハヴァタ・ババジに出会ったことは有名なエピソードである。このとき、ババジのアシストによって非常に高いヨガのレベルに到達したが、最終段階に達したわけではない。その後、ラヒリ先生は、自宅のあるベナレスに戻って12年間にわたって地道に瞑想実践を続けられた。この地道な努力のお手本があったからこそ、ラヒリ先生系列のヨガ研究グループもまた地道で真摯な研究態度をもって今日に続いている。弟子に、スリ・ユクテスワ先生(ヨガナンダ先生の師匠)、プラナバナンダ先生、ラム・ゴパール先生がおられる。「この三人はヨガの最高段階に達している」とヨガナンダ先生が語られたことがある(スワミ・シヴァナンダ著「The PATH」)。
 
 ラヒリ先生の系列グループ等により、先生の貴重なメモ書きや手紙などがインターネット上で公開されている。
 
 
 
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