瞑想の基本の基本
瞑想は、
最初のうちは、
こころを落ち着かせて、座って意識を眉間に集中すればよい・・・だけのことですが、それだけでは上達しません。
瞑想は、プラーナ・コントロールと密接不可分の関係にあります。
プラーナは、
生命エネルギー
つまり、元気の「気」、病気の「気」です。
この生命エネルギーは、だれでも身体に流れています。
そうでなければ生きてゆけません。
プラーナの流れが乱れると、なんとなく元気がなくなり、大きな乱れになると病気になります。整体、マッサージ、カイロプラクティクスなど、身体調整を行う各種の施術は、基本的にはプラーナの流れを整える役目を果たしています。
日常生活では、プラーナは脊柱を下に向かって流れています。
プラーナ・コントロール(プラーナヤマ)は、いろいろな方法がありますが、最も簡単には、意識的にプラーナを上向きの流れに逆転させ、生命エネルギーを脳に蓄えてゆきます。
これが瞑想の基本の基本です。
瞑想にちょっと詳しいひとたちには、プラーナをあーたらこーたら動かすテクニックが、あれこれ知られていますけれども、そして、何も知らない初心段階ではどうしても複雑なテクニックに魅力を感じるのは仕方がないとしても、
それは、本当か?
という、醒めた理性はつねにもっていましょう。
プラーナ・コントロールは、大切ですけども、テクニックを重視しすぎると長期戦ではうまくいきません。
意味のないアクロバティックなプラーナ・コントロールのテクニックばかりに詳しくて、実際の瞑想はさっぱりだめという人が大勢います。
本末転倒。
瞑想の時、気持ちよくなったり、呼吸が細く長くなったら、プラーナ・コントロールはやめて心地よい状態を継続させましょう。
これはラヒリ・マハサヤ先生の教えです(伝;ラヒリ先生のメモ)。
瞑想に関する必要な知識は、
@ ヨガナンダ先生の「自叙伝」
A M先生の「ラーマクリシュナの福音−−全巻−−」
B 聖書(とくに新約聖書)
に、殆どすべてが書かれています。
これらに書かれていることが基本知識となります。
参考になる書物は別の機会に説明しますが、知識ばかり得ても瞑想がさっぱりなら、意味がありません。
身につかない知識を振り回すより、本当の実力となる英知をわがものとして下さい。