回 答 例 19
問題 19
「社会的にバリバリ仕事をしている有能な人は、瞑想の進歩も非常に速い」という考え方があります。これについてあなたの考えを述べなさい。
【回答例 19】
これも、誤解されやすいことです。
社会的な仕事の分野で有能な人と、瞑想進歩が速い人は、必ずしもイコールではありません。
社会的にバリバリ仕事ができるひとで、仕事の結果や出世に執着心がないひとは、瞑想進歩も速いです。
でもデス、バリバリ仕事ができるひとで、仕事の結果や出世にものすごい執着心があるひとは、100万年頑張っても瞑想の進歩は僅かです。
この地上世界が大好きで仕事を頑張っている限り、目に見えないお方に会うチャンスは限られます。かれは、仕事をしているのが楽しいのですから、目に見えないお方は、楽しんでいる人には近寄りません。
ラーマクリシュナ先生は「子供が機嫌良く遊んでいるなら母(神)は来ない」と云われました。「子供が遊びに飽きて泣いたときに母(神)は近寄ってくる」わけです。
社会的に有能であるとか無能であるとか云って人間を評価するのは世俗の人の心理であって、目に見えないお方の判断基準はまったく違います。
「世俗に飽きて泣いて母(神)を求める」 そういう心が当人にあるかないかだけが、目に見えないお方の判断基準です。
とても、単純です。