回 答 例 18
 
 
問題 18
 内的聖音が聞こえたひとは真理に到達したと云えるか否かについて述べなさい。
 
 
 
 
 
 
【回答例 18】
 
 へんな設問ですね・・・。
 
 
 真理って、なんでしょうね?
 
 
 世の中にはいろんなひとがいて聖音「AUM」が聞こえて、「自分はもうすぐ死ぬんじゃないか?」と真剣に悩む人がいます。日本の話ではなく、外国人(西洋人)に多いです。
 
 こういうあほな考えは、やめましょう。
 
 神聖な経験であることはその通りですけど、初心者だって経験できる最初の入門過程です。そこからがスタートです。
 
 聖音は、誰でもが経験できる初段階の貴重な経験ですけれども、真理そのものではありません。
 
 聖音「AUM」は、目に見えないお方が発する振動です。
 「真理」というのは、目に見えないお方「そのもの」のことです。
 
 両者は、同じでしょうかね?
 
 
     違うんです。
 
 聖音「AUM」は、初心者でも経験できますが、
 目に見えないお方に達するには、かなりの時間を要します。
 
 たしか、パタンジャリ先生は聖音「AUM」を「神」と呼ばれました。
 
 同じであると思ったのか、わかりやすく説明するためにそう云われたのか、真意はわかりません。しかし、聖音「AUM」は真理そのものではありません。真理は、その向こう側にあります。
 
 内的な聖音は真理に至るための意識の浄化材で、瞑想意識がそれに満たされると霊的な沐浴を行うことができます。しかし、それ以上のものではないことをきちんと理解しておきましょう。
 
 
 
 
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