回 答 例 5
問題 5
「神を信じない者が瞑想によって神との霊交を求めるのは不可能だ」という考えがあります。これについてあなたの考えを述べなさい。
【回答例 5】
めんどうな設問ですなあ〜。
神様は目に見えないし、触ることもできないし、話すこともできないので、五感で感得できない存在(神様)を信じるのは、本能的な直感に基づくしかないのです。
従って、信じない! というひとも大勢います。
インド人は、古代からこのあたりのことを実験していて、神様を信じないと瞑想できないのか? の検証を行いました。この態度は、えらいです。なんでも実験してみる態度、試してみる気持ち。
するとですね、信じてなくても、信じてる人と同じような結果を得るのです。
聖音も聞こえるし、ウンマナにも入るし、サビカ、ニルビと進歩します。
当たり前ですが、瞑想を続けて結果を得ると、最初は信じてなくても、だんだん信じるようになります。
信じた方が進歩が速いことも修得していきます。
はやいはなしが、どっちが効率的かの問題になってきますよ。
信じない人が最後まで行けるかどうかは、ですから、結論がありません。
最後まで信じていない場合でも、最高位のサマージは経験できます。
これは保証できます。
ただ、どうしても頑固に最後まで信じない場合は、普通のニルビカルパ・サマージで停滞します。それでも最高位レベルであることに違いはありません。
みなさんだって、アンラッキーな日々が続くと、神も仏もない! と思うこともあるでしょうから、このあたり、あんまり難しく考えない方が良いと思います。